カトマンズへ
インドの長期滞在者は、みなさんビザのことで試行錯誤をします。私がインドのクラシック音楽を習っている師匠はプライベートで教えている先生ですので、学生ビザは難しく、日本や周囲の国を行ったり来たりしながらビザを取得しています。
今回は、インドのお隣の国、ネパールを訪れることにしました。
ネパールは、友人が長期滞在したことがある国で、お話をよく聞いたことがありました。
インドの人の顔は奥行きが深くて目がクリクリとして大きな瞳の人が多いのですが、ネパールの人の顔は、日本人や中国人などの東アジア系の顔立ちで、より日焼けした肌をしている人たちが多くいるのが目につきます。インドの人のように見えるネパール人もたくさんいるので、国境を超えて行ったり来たりしていたことがうかがえます。
デリー空港から2時間弱飛行機に乗ったらカトマンズ空港に到着しました。
空港がデリー空港と比べてとても小さく、建物も古いことに驚きながら、arrival visaを取得する手続きを開始します。書類を書いていたら、空港の職員さんがどこから来たのかと尋ねてきます。ネパール人にも見えると言われました。
インドとネパールには国境線はありますが、両国の人が国境を移動することは自由になっているために、インドで住んだり働いたりしているネパール人がたくさんいます。
私のような顔立ちだと、だいたいインドでは、中国人かとネパール人かに見えるようです。よく自転車を乗って走っていたら通行人に「チャイナ!」などと叫ばれます。
無邪気な人が多いので、あまり失礼を気にせずにみなさん外国人をみかけると好きなことを言ってきます。
新しい土地に旅行するときは、できるだけ友人にアドバイスをお願いするようにしています。
今回も、親しい友人の友人に、カトマンズのことをよく知っている人がいたので、アドバイスをお願いしました。
彼はチベット人の写真家で、現在は結婚してヨーロッパに住んでいる方です。カトマンズに行くと伝えたら、喜んでおすすめの場所、お寺、宿やレストランなど役立つ情報をたくさん教えてくれました。
彼のアドバイスに従い、一番のおすすめの宿を予約しました。
チベット人である彼は、ボダナートという、ユネスコの世界遺産に登録されているチベット仏教の巨大仏塔(ストゥーパ)がある地域にステイすることをすすめてくれました。
また、周辺のチベット仏教を勉強することができる寺院のことも教えてくれました。
過去にインドのチベット仏教の中心であるダラムサラに訪れたときも、彼にアドバイスをお願いし、素晴らしい旅をしたことがあります。
今回の旅行の日程は2泊3日と短かったので、おすすめしていただいた場所をすべて訪れることはできませんでしたが、その中で行ってみたかった場所をセレクトして訪れました。