私が住んでいるブリンダヴァンは北インドに位置しています。
デリーから南に車で3時間行った場所にあり、タージマハルで有名なアグラに行く途中にある聖地です。
インドは全土が日本のおよそ8、7倍もある大きな国だそう。
同じインドと行っても北インドと南インドでは、気候も風土もかなり異なります。
北インドはインドの中で、夏はとても暑く、冬はとても寒いと言われている地域です。南インドは一年中穏やかにほどよく暑い気候に恵まれています。
夏の暑い日には、日の下で少しの間立っていると、オーブントースターの下で焼かれているように肌がジリジリと感じます。
朝の一番気温が下がる時で30度くらいなので、北インドでは30度は過ごしやすい気温になります。昼間には44度くらいまで上がるので、かなり暑いです。ですので、昼間は外に出ないように現地の人に言われます。
4時位から外に出ることが許されますが、それでも日差しはかなり強く、暑いです。
6時から少しずつ太陽が弱くなっていくことを感じることができ、この時間から皆さん本格的に動き始めます。
停電の多いインドでは、こんな暑い日でも停電になることがあります。
ほとんどすべての家では、大きな充電池のパワーバックアップがあり、8時間くらいまでは低電力で動く電化製品や電気は使えるようにしてあります。しかし、2000ワットくらい必要なクーラーは停電の時は動きません。
天井のファンだけでは暑い、のですが、どうしようもないのでどうにか耐えます。
去年の夏には強風が吹いたりして木が倒れ停電、など色んな理由で長時間の停電が続いた時がありました。
お隣の老夫婦は暑い暑いと汗だくになって、私の部屋も停電かと聞きに何度も来ました。
一つの部屋だけ停電になることがあるからです。
一度、12時間くらい停電したことがあり、その時はパワーバックアップも底をつきてしまいました。
ファンも動かなくなった朝、ベッドにぐっしょりと汗だくになって横たわっている不快感で起きました。
11時頃にはやっと電気が繋がり、クーラーが使えるようになった時は、本当にほっとしたものです。