この2つについての詳しい説明は割愛させていただきますが、大アルカナは寓意画を元にして作られたもの、小アルカナはトランプのルーツだと言われています。
大アルカナはその絵柄からインスピレーションを受けやすく、多くのイメージを受け取ることが出来ますが、タロットを始めたばかりの人にとっては、実はこれが難解なのではないかと思います。
逆に、小アルカナは具体的で詳細な内容を表しているので、初めての方にはむしろリーディングしやすいのではないでしょうか。
けれども、慣れてきた方にはこれがリーディングの邪魔をすることがあるかもしれません。
慣れてきた方が小アルカナのリーディングに行き詰まったら、カードの詳細な意味にとらわれすぎず、各スート(ワンド、カップ、ソード、コイン)が象徴するエレメントやその意味、また数札や人物札の元々の意味(数札の1は物事の始まり、人物札のペイジは純粋な状態、など)に立ち返るとひらめきを得やすいかもしれません。
一方、大アルカナのリーディングに困っている初心者の方におすすめなのは、カード7枚で展開されるヘキサグラム法というスプレッドで、大アルカナと小アルカナの78枚すべてを使ってリーディングの練習をしてみること。
ヘキサグラム法はシンプルで分かりやすく、充分な情報が得られるスプレッドです。
解説書を見ながらゆっくりリーディングしてみて下さい。
小アルカナは状況をぴたりと当ててくることが多いので、きっとリーディングしやすいはずです。
リーディングしづらい大アルカナのカードは、他のカードが示す流れや、実際の自分の状況と照らし合わせて、「こういう意味かな?」といろいろイメージしてみましょう。
このときに大事なのはカードを見た瞬間に受け取ったインスピレーションです。
嬉しい、怖い等の感情や、白、黒などの色のイメージ、また具体的に浮かんだ事象等、見た瞬間に感じたものを、カードの意味に重ねてみてください。
大アルカナが示す膨大な情報の中から、当てはまる自分の気持ちや問題の状況などが、ふわりと浮かび上がってくるでしょう。
一華のタロットリーディングをご希望の方はこちら