ダラムサラの次に、訪れることになったのが、ここボダナートでした。
同じチベット仏教の栄えている場所であり、チベットからのたくさん人々が移住してきた場所ということで、共通点がたくさんありました。
このボダナートで驚いたことは、ストゥーパが、交通量の多い大きな道路のすぐそばに建てられているということでした。
きっと昔はこんなにたくさんの車やオートバイが走ってはいなかったと思うのですが、都会の真ん中にあるとは知らなかったので、驚きました。
しかし、都会の喧騒から小さな門をくぐるだけで、別世界のようにチベット仏教の色濃い世界が拡がっています。
ボダナートは、夜は寒いですが、日中は日差しがとても強いので、とても気持ちの良い暖かさの中で観光を楽しむことができます。
ストゥーパの周りを歩いて回る
かなり観光地化が進んでいるので、初めて足を踏み入れた時にはあまり聖なる印象は受けなかったのですが、3回時計回りに回るといいというので歩いて回ってみることにしました。
実際に地元の人達に混じってぐるぐるとストゥーパの周りを歩き始めた時に、あなどっていたことを思い知らされました。
何周か回っているうちに不思議とエネルギーが感じられ始め、ある浄化が起こっていることを感じはじめました。また、新たなエネルギーが徐々にみなぎってくることも感じることができました。
ぐるぐるどんどん回っているうちに、次第に身体が自然に踊りだすようになりました。
エネルギーがある聖地などに行くと、私は自然に身体がエネルギーを感じて踊りだすので、ここには本当に大きなエネルギーと力が与えられる場所なのだなと感じることができました。
世界中からたくさんの観光客を引きつけるには、それなりにわけがありました。
ストゥーパの素晴らしさは建物だけではなく、天との交信することができるスピリチュアルな力が集まる塔ということにあるのです。
毎朝108回このストゥーパの周りを歩く僧侶たちがたくさんいるというから驚きです。
わたしは初心者なので、まずは3回回ることにしました。
しかし、ぐるぐる回っているうちに、次第に旅の疲れも忘れて、どんどん回数を重ねて回るようになりました。
回っていると疲れるのではなく、より大きな力が私の中に入ってきて、ヒーリングを行ってくれているように感じました。
どんどん身体が軽くなり、エネルギーが私を暖かくし、持ち上げてくれているように感じました。
ぐんぐん回っていると、ずっと回り続けていたかったのですが、タイムリミットの関係で、しばらくたって家路につくことにしました。
何回回ったかは覚えていませんが、かなりの回数を回っていたと思います。
期待していなかっただけに驚きの体験になりました。